桑の葉　効果

桑の葉とは、桑の中の、クワ科クワ属の植物の総称となっており、中国北部から朝鮮半島が原産地とされています。桑の葉は、漢方などでは、咳を鎮める、解熱効果、むくみを取ると言う効果がある他にも、下痢や腹痛を治してくれる効果、肝臓を強くしたり、肌をきれいにするなどの薬効があると言われています。

この桑の葉の果実は甘酸っぱくこちら側にも色素やアントシアニンをはじめとして、ポリフェノールを多く含有するとされています。一方で桑の葉には1-デオキシノジリマイシンが含まれているとされています。別名DNJと呼ばれるこちらは、ブドウ糖の類似物質であって、小腸において、糖分解酵素のα-グルコシダーゼに結合する事によって、その活性を阻害すると言われています。

その結果、スクロースやマルトースの分解効率が低下して、血糖値の上昇が抑制されると言うのです。糖尿病になるはずのラットに、桑の葉を混ぜた飼料を与えた所、糖尿病にならなかったという報告などもあります。

この桑の葉は、血糖値をコントロールする事に役立ってくれると言われており、ダイエットや糖尿病の予防を目的として用いられてもいます。葉を乾燥させて、煎じた桑の葉茶はダイエットに効果的であると言われています。