丁子　効果

丁子（ちょうじ）とはインドネシアを原産とした、フトモモ科の常緑木であって、そのつぼみを乾燥させた香辛料の事を指して言います。又の名をクローブという名前でも知られています。丁子は、香辛料としても使われており、肉料理や、他の香辛料とブレンドしても使用されています。

その影響力は、大航海時代には歴史を動かすほどに貴重な胡椒と並んだ代表的スパイスとしても用いられていたほどです。匂い香や、線香などとしても広く使われてきた他にも防腐剤や、健康な胃を作ると言う効力も発揮してくれます。身体に対しての刺激効果もあって、インドやヨーロッパなどでは、出産の分娩促進薬としても用いられてきました。特徴的な香気成分はオイゲノールになっています。

しゃっくりや激しい嘔吐、そして歯の痛みなどに対して使っていく事が出来、薬理作用としましては消化器系への作用があり、抗炎症、抗菌や抗ウィルス効果があります。その他、解熱や鎮痛、消炎や利尿などに対しても丁子が良いとされています。

丁子の医薬品としては、治打撲一方というものがあり、これは患部の血行を良くしてくれるという働きがあって、打撲による腫れや痛みを和らげてくれると言う効果があるのです。