葛根湯　効果

葛根湯とは、風邪のひき始めや、肩こりなどに用いる漢方薬として知られています。これは方剤であって、発汗作用があり、身体の熱や腫れ、または痛みを発散する事で治していくのです。病気の初期で、より体力がある人に向いているとされています。

具体的には風邪のひき初めでぞくぞくとした寒気がする時、または、頭痛や肩こり、筋肉痛から、じんましんなどにも効くと言われているのです。この葛根湯は漢方薬が、自然の草や木からとった生薬の組合せによって作られています。薬理的に重要な役割をするマオウには、交感神経刺激役のエフェドリン類が含まれています。

この成分は、西洋医学の気管支拡張薬と同様の作用を示してくれ、咳や、喘息などを抑えてくれるとも言われているのです。病院などでは煎じる必要の無い乾燥エキス剤を用いるのが一般的であると言われています。葛根湯はもっとも親しまれている漢方薬となっています。風邪をはじめとして、頭痛や肩こり、じんましんなどにたいして広く使用されているものです。

方剤の構成からマオウ剤に分類されているもので、漢方薬理的には、辛温発表剤と呼ばれるものに分類するもので、どちらかと言えば、体力が充実している実証向けの方剤とされています。