βコングリシニン　効果

βコングリシニンと呼ばれるものは、大豆に含まれるたんぱく質の一種として知られており、大豆のたんぱく質の中でも全体の20パーセントもの量を占める成分となっています。実は中性脂肪の低下に歯イソフラボンには関係していないとも言われており、従来は脂肪の低下は、グリシニンというタンパク質の作用でないかと言われてきました。

しかしながら、もうひとつの主要構成タンパク質であるβコングリシニンこそが中性脂肪をより効果的に低下させる事も分かってきたのです。βコングリシニンを用いたマウスの実験によっては、便の中の中性脂肪の量は多く、血液中の中性脂肪濃度が低かったと言う結果を出しています。この事から、βコングリシニンを食べたことによって、未消化で体外へと排出して、なおかつ、肝臓の中の中性脂肪を血液の中へと運び出す機能を低下させる事ができるのではないかと言われています。

このβコングリシニンは内臓脂肪を減らす作用がヒトの試験でも確認されており、具体的にはエネルギー代謝を促進する作用があると言う専門家の見方があります。近年では大豆の機能性に関しての研究が進んでいて、βコングリシニンはメタボ対策の切り札になるとしても注目されています。