キシリトール　効果

キシリトールがよく虫歯に効くものとして話題になっていますが、このキシリトールと呼ばれるものは、シラカバなどの樹木に含まれている糖分である、キシロースから得られたものの事を言うのです。キシリトールというものは、このキシロースから作られている糖アルコールとなっており、溶ける時には吸熱反応がおこるために、口の中ではひんやりとした清涼感を感じる事になるでしょう。

このキシリトールですが、甘味料としての役割を果たします。キシリトールは砂糖と同等の甘みがあるにもかかわらず、そのカロリーは約4割ほど低いと言う特徴があり、血糖値の急激な上昇を起こさないようにもなっている為、これは糖尿病患者にも適しているものとなっています。

また、虫歯の原因菌であるミュータンス菌の栄養源ともならないために、虫歯の予防に対しても確かな効果があると言われているのです。キシリトールは、一度に多量に摂取する事によって下痢を起こすような事があるそうですけれども、便秘気味の方にとっては改善を見る事ができるとも言われています。

また、歯が酸によってカルシウムやリン酸などが溶けだしてしまったと言う歯の部分を、唾液中のカルシウムやリン酸塩によって修復する事を促すと言う働きもあるのです。