ホスファチジルセリン　効果

ホスファチジルセリンと呼ばれるものは、リン脂質であるレシチンの一種として知られているものとなっています。タンパク質とともに細胞膜を形成する事ができる大変重要な物質となっており、人間の体の細胞の全ての細胞膜にホスファチジルセリンが存在して、細胞膜の柔軟性を保つ働きをしているのです。

細胞膜にあるホスファチジルセリンは、細胞内に栄養素を取り込むと言う働きと、老廃物を排出するために重要な働きをしているものとなっており、このホスファチジルセリンが最も多く存在しているのは脳とされており、そのために脳の栄養素とも言われているものになります。

中でもホスファチジルセリンは神経細胞に集中してあり、脳内での情報伝達や血流に大きく関与するものとなっています。ホスファチジルセリンは脳への血流を改善して、脳細胞を活性化させる効果があるために、アルツハイマー病や、記憶力、注意力や判断力、集中力の改善など、脳機能を向上させます。その他、気分の落ち込みや無気力に対しても効果を見せてくれるとされています。

ホスファチジルセリンは体内でも生成されるものとなっていますが、必要量の大部分は食品から体内に摂取しなければならないようです。