補中益気湯　効果

補中益気湯（ほちゅうえっきとう）と呼ばれるものは方剤として知られ、これは胃腸の働きを良くしてくれ、体力を回復させて、元気を取り戻す事を助けてくれると言われています。その他にも補中益気湯は体の疲れや食欲の不振、胃弱や、夏やせ、風邪をこじらせて長く続いてしまう病気や、病中病後、そして手術後などで体力が弱っている時に用いられるものとなっています。

補中益気湯に含まれている構成要素は、滋養強壮作用がある人参や、血行を良くして、貧血症状を改善してくれる当帰、のどの痛みを取ってくれるという升麻と呼ばれるものや、胃腸の働きを良くしてくれる効果などが含まれ、一緒に働く事によって効力を発揮してくれます。

病院で処方される補中益気湯は、煎じる必要が無い乾燥エキスを用いる事が一般的になっています。8種類の生薬からなるこちらの漢方薬は、体のエネルギーである気を補う補気薬としても代表格とされています。そんな気の不足からやってくる、慢性的な疲労感やだるさ、胃下垂から、慢性の下痢、食欲不振や尿漏れ、不正性器出血などにもこれは良く用いられているものです。また、労働や運動などによる、一時的な疲労回復の為に、頓服として用いる事もできるようになっています。