食物繊維　効果

食物繊維は身体に良いと言われていますが、果たしてそれが何が何者であるのか、という事までを知る人はいるでしょうか。さて、この食物繊維とは、ヒトの消化酵素では消化する事ができない、食べ物の中の成分の事を指します。

小麦などに含まれているセルロースに代表されている、水にとけない不溶性の食物繊維と、果物などに含まれるペクチンに代表されるような水に溶ける水溶性食物繊維があります。これらを合わせて指すものが食物繊維です。

そしてその食物繊維の働きは、便の量を増やして便秘を防いでくれる他にも、動脈硬化や糖尿病、そして腸ガンなど、生活習慣病の予防にも役立つと言われています。食物繊維が便通を促す理由としましては、水分を含むと腸内で膨張するところがあるという点です。身体に不要なものや、余分な脂質を排出してくれるために、大腸ガン予防や、コレステロール吸収も防いでくれるでしょう。

また、糖の吸収を緩和してくれる事によって、血糖値の上昇も防ぐために、糖尿病予防も期待されています。その他、肥満予防や、下痢の緩和、痔の予防改善などにも効果を示してくれるとされています。

そんな食物繊維も摂り過ぎてしまうと亜鉛やカルシウム、鉄の吸収を抑制するものとなるので注意しておきましょう。