DHA　効果

DHAとは最近ではよく聞かれるようになってきた言葉です。このDHAというものが示しているのは、ドコサヘキサエン酸と呼ばれるもので、これは人間の体内では合成する事ができないものとなっており、食品からしか摂取する事ができない、多価不飽和脂肪酸の一つとなっており、同時にこれは必須脂肪酸でもあるのです。

DHAこと、ドコサヘキサエン酸は、脳や神経組織の発育、そしてその機能維持には不可欠の成分となっており、特に人間の体の中では脳細胞に多く存在しているものになるのです。脳細胞内のDHAの量が減ってしまう事によって、脳の機能が低下してしまって、情報伝達がうまくいかなくなってしまったり、乳幼児の脳や神経の発達が悪くなってしまったり、更には、老化による学習能力や視力の低下を招く事が分かってきています。

DHAを摂取する事によって、脳機能を向上させ、記憶力低下の防止や、眼の機能維持、そしてうつ病などの状態に関与するのではないかと言われています。

DHAが多く含まれているものは、魚類全般とされていますが、特に魚の眼の周囲の脂肪に多いと言われており、マグロでは目の周囲の脂肪の約30%がこのDHAであると言われているのです。サンマならば、1匹、そしてイワシならば2匹ほどで、1日の適量を摂取していく事ができるでしょう。